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作家 松沢直樹のブログ
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食の記事を書く機会が増えた。
(といっても、ウェブとかがほとんどで、大手雑誌の仕事依頼は、ほとんど来ないけど。編集者様、お仕事依頼のご連絡お待ちしております。ぜひ)

当然、色々調べものをしたり、取材したりするわけですけど、改めて郷土(僕は福岡の出です)の食の存在を意識するようになった。特に海産物はそうですねえ。

郷土特有の産物もあれば、全国的に存在するのに、なぜか九州でしか食べられていないものとかがあって面白い。

「こまめる」という言葉が、博多弁だと最近知って驚いた時のように、「これは全国的な食べ物じゃないんだ~」と驚いた食べ物も多数。

こんなとこでしょうか

びな(磯に住む2~3センチの巻貝。少しいびつな三角錐状をしていて、茹でて食べるとさざえに似た風味があっておいしい)
めいた(黒鯛・関東ではチンチンというらしい)
ぼら(刺身だけでなく、そろばんの玉のような形をした胃がまた珍味。焼いて食べると、砂肝のような味わいがある。ちなみに、卵巣を干したものは、日本三大珍味のからすみ)

ツガニ(藻屑ガニ、なぜか関東では食べるって話を聞かないですねえ。上海蟹よりはるかにおいしいのに。味噌を熱燗の日本酒で溶いていただくと最高)
わけ(いそぎんちゃくのことです。「わけ」とよんでました。「わけのしんのす」が由来だとか・意味は調べてください。ここでは書けないっす)
せい(亀の手という海亀のひれのような形をした海産物。いそぎんちゃくとかの類なのかな。見た目とは想像できないこくのある旨みがある)

ずいぶん前、友人に「亀の手」を食べさせたら「見た目からは想像できない味だ」と、驚いておりました。

そりゃそうでしょう。旨み成分の「コハク酸」がたっぷり含まれていて、味噌汁の出汁をとるくらいですから。貝類が食べられるのなら、まずく感じるわけがない。

そういえば、古典医学研究で有名な尊敬する槇佐知子先生のご著書「古代医学のこころ(NHK出版)」によると、和妙抄に「セ」と呼んで、古くから食べていたという記載がある。成文分析表とかの資料は見たことがないけど、栄養はあるだろうな。

イタリアでは「象の足」と呼んで、マヨネーズやアイオリをつけてたべるのだとか。それも一興ですが、酒の肴には塩茹でが一番ですな。

それにしても、日本人って、海や川から採れるものは割りと安心して食べる民族なのに、水産物に限っても、ずいぶん食文化の偏在があるものです。

医者の友人が言うには、人間の生活習慣で最もスタイルを変えにくいのが「食」なのだとか。
てことは、ぼくたちの知らないご先祖様の食習慣をずっとずっと受け継いでいる可能性があるってことかな。

こういったことを調べていくと、教科書には載っていない大昔の日本の歴史とかが見えてきて面白いかもしれませんね
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「なるほど、そなたの貧しき者への祈り、まことのものと見極めた」

その時です。さっきの歌声よりも美しい声が響いたかと思うと みすぼらしい姿をした吟遊詩人は、白い羽と光り輝く衣をまとった大天使に姿を変えました。

「王よ。預言の通りそなたの願いを叶えてやろう。貧しき民を救うために、この竪琴を受け取るがよい」

松沢直樹 著「王様と金貨」より--

copyright 2006 Naoki Matsuzawa  Saori Takayama

 

初稿を書いてもう1年近く経つのですが、ネットでも公開していた「王様と金貨」という童話が絵本になります。

イラストレーターの「たかやまさおり」さんに,挿画をてがけていただいてのフルカラー版

既に、英語・仏語圏で翻訳されてたり、点字に翻訳していただいて、多くの方に読んでいただいている作品ですが、絵本の形になるのは初めてなので楽しみです。

諸々の仕事の中、めっちゃきつい状態ですが、製作してて楽しいですね。

今回、500部のプレミアム製作ですが、マス販売の作品では実現できない、文字通りプレミアムな作品にしようと思っています。

ありがたくも、早くも予約とかお問い合わせをいただいていますが、詳しいスケジュールが決まりましたら、またお知らせさせていただきますね。

そうそう、この作品の挿画を手がけていただいた「たかやまさおり」さんの個展で、この作品の原画の一部をご覧いただける予定だそうです。

文字通り、お出かけいただいた方だけの、発売前のプレミアムになりますので、ぜひおでかけくださいね。
その他にも素敵な作品の展示や、イベントもあるそうですので、ぜひぜひ。

 

◆奇妙礼太郎 たかやまさおり ふたりイラスト展「寄りミチ」
11/16(木)~11/30(木)
くわしくはこちらを
http://www.mona-records.com/News/menu-frameset.html

mona records
〒155-0031
東京都世田谷区北沢2-13-5
伊奈ビル2F
TEL: 03-5787-3326
FAX: 03-5787-3327
info@mona-records.com

営業時間
毎日(金・土曜除く)12:00~24:00
金・土曜日12:00~26:00
(イベントのある金・土は翌5:00まで)
LUNCH TIME 12:00-16:00
LIVE TIME   18:30-21:30
CAFE&DINNER TIME 21:30-24:00
(金・土曜日は26:00までの営業となります。)
内容によってタイムテーブルが変わります。
またライブ時間中は展示のみをご覧いただくことができませんので
Live Infomationをご確認ください。 

ぜひ、おでかけなさってみてくださいね。

絵本については、逐次製作状況をお知らせしてまいります。

このブログってパソコンからも見られるからさ
なんなんだけど、携帯サイトのコンテンツを更新しました。

時代物というか童話というか短編の「諸芸の井戸」という作品を載せたです。
よかったらごらんくださいね。
http://homepage2.nifty.com/epsilon-cafe/i/shogei/1.html

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パソコンからでも読めますけど、ちょっと読みづらいかも

携帯から読むことをお勧めしますです。

さてさて、10月21日より続いていた東京国際映画祭も終了しました。
今回は、いつも良くしてくださる方のお呼ばれでおじゃまさせていただいたのと、スケジュールの関係で、全編が見られた作品が限られてしまったのですけど、ダイジェストとかパンフを見る限りでは、ほんとすごい映画がそろってましたね。

特に、日本を含めたアジア映画は、人とその関係を描写した繊細な作品が多かったのが印象的でした。
もちろん、その中には、超娯楽大作みたいなものもあったのだけれど、総じてどこかにそういった空気が漂ってましたね。これはアジア共通の意識なのかな。
機会を逃してしまったのは残念ですが、資料がありますので、封切になったら、また再度見てみたいと思います。

さてさて、映画祭というからには、グランプリとか当然あるわけで、先ほど発表があったようですね。

グランプリ受賞作品「OSS 117 カイロ、スパイの巣窟」
ミシェル・ハザナヴィシウス監督

各賞
・東京 サクラ グランプリ 『OSS 117 カイロ、スパイの巣窟』 
・審査員特別賞 『十三の桐』
・最優秀監督賞 ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス (『リトル・ミス・サンシャイン』)
・最優秀主演男優賞   ロイ・デュピュイ(『ロケット』)
・最優秀主演女優賞   アビゲイル・ブレスリン(『リトル・ミス・サンシャイン』)
・最優秀芸術貢献賞    『父子』(「アジアの風」コンペティション特別枠 *)
・最優秀アジア映画賞 『父子』
・日本映画・ある視点 作品賞  『ミリキタニの猫』
・日本映画・ある視点 特別賞   高良健吾(『M』)
・観客賞    『リトル・ミス・サンシャイン』
・黒澤明賞  ミロス・フォアマン、市川 崑

今回は、クリントイーストウッド監督の「父親たちの星条旗」をオープニングに、色々な国の文化や考え方を提示した作品が多数上映されていたのが興味深かったですね。

ムービースターを会場へお呼びしたレッドカーペットのイベントは、約17000人の方がおいでになったそうですし、上映の動員数も、広報から25万人弱という数字が発表されています。それだけ関心を持たれた方がいらっしゃったということですね。これはすごい。

映画だけでなく、どうしても外国の文化になじみがうすくなりがちな私たち日本人が、その映像を生み出した国の文化に触れるきっかけになるといいですね。

さてさて、私は、映画祭で公式上映されなかった新進監督さんの映像を見ています。あとは外国からまだ配給されていないすごい作品もね。

前の日記でも書きましたが、新進監督さん2名に独占インタビューしてますので、原稿まとめて掲載許可をもらい次第、ご覧いただきたいと思います。

ウェブで連載している小説COLORの第三章がようやく脱稿。

ヤフーのカテゴリ登録されたこともあってか、アクセスがすごくて下手すると1000万ヒットとかまで行きそうな勢い。ただただ唖然……ありがたいですけどね。(加えていうなら、きちんと改稿するので、企画を通してくださる出版社さんからコンタクトをいただくと、なおうれしいのですけど。ここを見てる版元様、どっか一つ前向きにご検討ください)

以前から思ってることなんだけど、ネットで長編小説書くのって難しいね。そもそも日本語って、縦書きで書かれることが前提にできてるので、長文になると、適度に行間を空けたりしないと、とても読みづらくなる。

くわえてこの作品は、フラッシュをフィーチャーした作品なので、それらの表現をトータルに考えた形で文章書いていかないといけない。

コア読者層も10代とか20代前半の人をターゲットにしているから、文体も変えないといけない。

いつもの僕の書き方とは違ってずいぶん一文が長かったり、くどかったりする箇所があるんだけど、プロデューサーと話し合って意図的にそういう方向にしてみた。
とりあえずはアクセスがのびてるみたいだから、「吉」と出たんだろうね。

とりあえず、プロデューサーに原稿を渡してOKをもらったので、ほっとしています。

さてさて、ほっとしている場合ではありませぬ。
東京国際映画祭で、新進監督さんに突撃インタビューした原稿をまとめないと。

大阪と、東京の東大和を舞台にしたある映画の紹介と、その監督さんをご紹介したいと思いますので、乞うご期待。プレス向けのDVDもらったんだけど、これがいい映画なんだ。

あとは、台湾の作品と、ひょっとするとフランスの作品もご紹介できるかも。
いずれも、掲載の前に原稿を開示して、許可をもらうことになってますので、少しお時間くださいね。



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プロフィール
HN:
松沢直樹
年齢:
56
性別:
男性
誕生日:
1968/03/03
職業:
著述業
趣味:
冬眠
自己紹介:
沈没寸前のコピーライター ライターです。ヤフーではなぜか「小説家」のカテゴリにHPが登録されてますが、ぢっと手を見る日々が続いております。
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