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作家 松沢直樹のブログ
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すっかり忘れてましたけど、イプシロンカフェの携帯サイト版って
ヤフーモバイルさんのカテゴリとか、リクルートさんの
R25式検索のカテゴリにも登録していただいてますね。
ありがとうございます。

ご報告忘れててスミマセン。
何しろ、つい1年ほど前までフロッピーで原稿を出版社に送っていた
デジタルドリフターズ(時代についていけない漂流者・私が命名)でしたので、
なかなかサイトの改装まで手がまわらなんだ。

いちおう、こんな泡沫物書きでも、12月は依頼があって、締め切りラッシュが
続いてます。自分のサイトの再構成とかもやりたいのですけど、優先しなきゃいかんことって山積みでして。作品書いたりとかさ。

そそ、PCサイトに載せてる未刊行作品とか、携帯サイトでも読めるように移行してます。
僕は、ネット掲載の作品って、ほとんどPCで読むんだけど、10代とか20代の人は、携帯で読むことが多いみたいだしね。

よく考えたら、ネットにも乗っけてない作品とか結構あるんだよね。
そういう作品も再編成して、載せたいと思っています。

PCサイトの方も、改装中の部分が結構あるのだけれど、コンセプトを練り直して
おされに改装したいと思いますので、よろしくね。

そそ、携帯サイトはこちらからアクセスできますので、よろしくです。

Qrcode1

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最近、一日二食の生活を送っている。
ほとんど昼食はとらない。
例外があるとしたら、イベントで飲み食いしたりするときとか、取引先とランチミーティングする時くらいかな。(特に外資系の法人はこういうイベントが多い。日本的に言えば、就業後に居酒屋で飲んで親睦を深めるような感じでしょうか)

でね、最近気づいたんだけど、昼食取るとさあ


めちゃめちゃ眠くなるのは僕だけ? 

おひるごはんを一口でも食べると、耐えられないくらいの睡魔が襲ってきて、全く仕事にならなくなる。

時間で動いていらっしゃるお仕事の方とか、こういった時どうなさってます?

なにかいい方法があったら、ご伝授ください
よろしくお願いいたします(^^;)


 

ぼくはミケ。
ことしのはるに、うまれたこねこだよ。
パパとママと、きょねんうまれたおにいちゃんと、おねえちゃんたちとくらしてるんだ。
でもね、ぼくはいつもひとりぼっち。

おにいちゃんやおねえちゃんたちは、はしるのがはやい。
でも、ぼくはのろまだから、いつもあそんでもらえない。

おにいちゃんやおねえちゃんたちは、おさかなをつかまえるのがじょうず。
でも、ぼくは、みずたまりのおみずもこわいから、おさかななんてつかまえられない。

「やあい、やあい、のろまでこわがりんぼ」

おにいちゃんやおねえちゃんたちは、いつもそういって、ぼくとあそんでくれない。
パパやママも、のろまでこわがりんぼなぼくが、すきじゃないみたい。

おうちのなかでも、ぼくがいると、いつもみんな、つまらなそうなかおをするんだ。

おともだちもできないから、ぼくはいつもひとりであそぶのがすき。
ぼくはねんどであそぶのがすきなんだ。

ねんどをね、どんなかたちにすることもできるんだよ。
まえあしでね、なんどもねんどをふんで、おおきなかたまりにして、それからいろんなかたちをつくるんだ。

きょうも、おにいちゃんやおねえちゃんにあそんでもらえなくて
ねんどで、だいすきなロバのおじいさんのかたちをつくってあそんでた。
そしたら、ほんとうに、ロバのおじいさんがおさんぽにやってきた。

「やあ、ミケちゃん、こんにちは。なにをしているの?」
「ねんどであそんでるの。ロバのおじいさんをつくったの」

「おやおや、ねこちゃんにしてはめずらしいね。ねこちゃんは、おさかなをつかまえたり、きのぼりをしたりするのが、すきなこがおおいんだが」

ロバのおじいさんは、そういって、しろいまえあしでおひげをなでた。
おじいさんは、ぼくがつくったねんどがきらいなのかな。
せっかくロバのおじいさんのかたちをつくったのに。ぼくはがっかりしちゃった。

「でも、ずいぶんじょうずだね」
「ほんと?」
「うん、おひげのところがそっくりだ。おじいさん、とてもうれしいよ。ミケちゃん、ありがとう」

「ほんと? ほんと? ばんざあい」
「おやおや、ミケちゃん、いったいどうしたんだい?」

 ぼくは、ほめてもらえたのがうれしくて、ロバのおじいさんに、おにいちゃんやおねえちゃんに、あそんでもらえないことをはなした。かけっこや、おさかなをつかまえるのがすきじゃないこともはなした。

ねんどであそぶのだけが、とくいだっていうこともはなした。

「そうかそうか。ねこだから、かけっこやおさかなとりがじょうずじゃなきゃいけないなんてきまりはない。ミケちゃんは、ねんどあそびが、だいすきなままでいいんだよ。おにいちゃんやおねえちゃんから、あそんでもらえないからって、がっかりすることはない。

よくかんがえてごらん。おにいちゃんやおねえちゃんは、ミケちゃんみたいに、ねんどをじょうずにこねることはできないだろう?」

「うん、でもね……ほんとうは、おにいちゃんやおねえちゃんとなかよしになりたいんだ。おさかなとりや、かけっこがじょうずになったら、ぼくのことをすきになってくれるかなあ」

「いいことがある。ねんどのかわりにパンをこねなさい」
「パンをつくるの?」

「そうさ。おじいさんがつくりかたをおしえてあげよう。ただのパンじゃないぞ。ねんどでじょうずにかたちをつくったみたいに、パパやママや、おねえちゃんやおにいちゃんのかたちをしたパンをつくるんだ。そしたら、きっとなかよしになってくれるよ」

「ほんとう?」
「ほんとうさ、じゃあ、おじいさんがつくりかたをおしえてあげよう。おじいさんのおうちにいらっしゃい」

それから、ぼくは、ロバのおじいさんのせなかにのって、おうちにいった。そしておじいさんからパンのつくりかたをおそわった。

さいしょはむずかしかったけど、すぐにじょうずになった。ねんどをこねるみたいに、パパやママや、おにいちゃんやおねえちゃんのかたちをじょうずにつくった。

「おやおやずいぶんじょうずにできたね。じゃあ、やいてみようか」

ロバのおじいさんにてつだってもらって、ぱんをかまどのなかにいれたら、すごくいいにおいがしてきた。
「さあ、もういいはずだぞ」

ロバのおじいさんがそういって、かまどのなかからパンをだしてくれた。
だいせいこうだった。パパ、ママ、おにいちゃんやおねえちゃんにみんなそっくりだった。

「これはすごくじょうずにできたねえ」
「パパやママやおにいちゃんやおねえちゃん、よろこんでくれるかな? なかよくしてくれるかな?」

パンはじょうずにやけたけど、ぼくはしんぱいだった。だってまだ、いちどもあそんでもらったことがないんだもん。

「だいじょうぶ。ぜったいによろこんでくれるよ。さあ、おそくなったから、おうちにつれていってあげようね」

ロバのおじいさんのせなかのうえにのって、おうちまでつれてきてもらった。
だけど、パパやママにあう、ゆうきがなかなかでなかった。

「だいじょうぶ。このパンさえあれば、パパもママも、おにいちゃんもおねえちゃんも、みんなよろこんでくれるよ。げんきをだして」

おじいさんにいわれて、ぼくはおうちのなかにはいった。

「ミケ、どこにいってたの、こんなにおそくまで」
ママにしかられた。やっぱりみんなとなかよくしてもらえないのかな。

「だいじょうぶ。ゆうきをだして」
でも、そのとき、ロバのおじいさんがいってくれたことをおもいだしたんだ。だから、ゆうきをだして、ママにいってみた。

「あのね、パパとママと、おにいちゃんたちと、おねえちゃんたちにプレゼントがあるの。つくるのにじかんがかかったから、おそくなったの」

ぼくはそういって、パンをひとつずつテーブルのうえにおいた。パパのかお、ママのかお、とらぶちのおにいちゃん、さばとらのおにいちゃん、ちゃとらのおねえちゃん、みんなのかおのかたちをしたパンを一つずつおいた。

「わあ」

みんながそういった。おこられるのかな。そうおもってつい、めをとじちゃった。でもおこられたりしなかった。

「すごいねえ、ミケちゃん。ありがとう」

パパもママも、おねえちゃんもおにいちゃんもはしってきて、みんな、ほっぺにすりすりしてくれた。うれしくてなみだがでちゃった。

「なんだか、たべるのがもったいないね」

パパがそういってくれた。なんだかげんきになったから、もっとゆうきをふりしぼって、パパとおはなしした。

「パパ、あのね、ぼくね、おおきくなったら、パンやさんになりたい。おにいちゃんやおねえちゃんたちみたいに、かけっこやおさかなとりは、いくらがんばってもうまくならないし、すきじゃない。でもパンなら、すごくじょうずなものをつくれるよ。パパはおさかながとれるようになれっていってくれたけど、ぼくはパンがつくれるようになりたい」

そういうと、パパもママもすこしこまったかおをした。でも、すぐにいいよっていってくれた。おにいちゃんもおねえちゃんも、ほめてくれた。ぼくは、はじめてみんなからほめてもらえて、すごくうれしくなった。

「じゃあ、ばんごはんは、ミケがつくったパンをごちそうになろうかな」

パパがそういうと、ママもおにいちゃんやおねえちゃんも、さんせいしてくれた。

みんなでなかよくテーブルにすわって、パンを食べた。

「おいし~い」

「おにいちゃんたちがとってきてくれた、おさかなといっしょにたべるともっとおいしいね」

ぼくがそういうと、おにいちゃんたちがわらった。
そのひ、ぼくは、はじめて、おにいちゃんやおねえちゃんたちと、まるくなっていっしょにねた。すごくすごくしあわせだった。

それから、ぼくは、まいにちおにいちゃんやおねえちゃんとあそんでもらえるようになった。パパもママも、おさかなとりやかけっこがじょうずになれっていわなくなった。

それどころか、ぼくがつくったパンをおいしいっていってたべてくれるんだ。すごくたのしいよ。

さいきんはね、おにいちゃんやおねえちゃんのぶんだけじゃなくて、もりのみんなのぶんもパンをやくんだよ。

ぼくは、もりのパンやさんになるんだ。

まいあさパンをやくと、りすさん、くまさん、うさぎさん、そしてみんなが、おいしいっていってパンをたべてくれるんだ。おともだちもたくさんできて、とてもしあわせだよ。
こなだらけになって、まっしろになっちゃうのが、ちょっとこまるけどね。

おにいちゃんたちみたいに、かけっこやおさかなとりは、へたっぴいのままかもしれないけど、ぜんぜんへっちゃら。

ぼくは、せかいでいちばんパンをつくるのがじょうずなねこになるんだ。

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私事で福岡にでかけてました。で、とうに帰ってきてたのですけど、更新が遅れてスミマセン。

絵本「王様と金貨」の製作追い込みに入ってて、ちと、煮つまりモードだったもので。
今回はセルフプロデュースなので、原稿書く以外にも、編集とかデザイン・販促までやらないといけないので、結構大変だったりしてます。

とはいえ、本を作っていて一番楽しい時期なんでしょうけどね。

今回は、書店流通させない限定500部という、文字通りレアな本になるのですけど、早くも国内外からお問い合わせをいただいていて、有難い限りです。
余っちゃったらもったいないなあとか思っていたのですけど、なんだかお買い上げを希望されるみなさま全員にお届けできるかどうか心配になってきました。

外国の方から、ほしいというお問い合わせが増えているのですけど、なんか本の代金よりも、郵送費のほうがかかっちゃいそうなんで、どうしようかなあとか考えてます。

とりあえずクレジット決済代行会社さんとか、コンビニ払いの会社さんと提携とかを考えていますが、今しばらくお待ちくださいね。改めてお知らせさせていただきます。

そうそう、できれば通販とかではなくて、直接手にとった後、お買い上げになりたいとお考えの方もいらっしゃると思いますので、書店さんや雑貨屋さん、CDショップさんなど、委託販売を検討していただける法人様からのお問い合わせもお待ちしております。

関心をお持ちいただいた法人様、お気軽にメールにてお問い合わせくださいませ

(委託販売にあたっては、販売手数料をお支払いさせていただいての契約となりますが、なにぶん、500部限定の書籍なので、たくさんの法人様からお問い合わせいただいた場合、ご希望の冊数をお預けすることができない場合もございます。あらかじめご了承くださいませ)

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名古屋から戻ってきました。ここしばらく、東京と全国各地を移動する日が続いているのですけど、なんだか寒かったですねえ。名古屋の最低気温は4度だったそうで。そりゃ寒いはずだ。

東京から名古屋に向かう時から、寒かったから、季節なりのお天気になったのかもしれませんね。

諸々のお仕事のついでに、私的な取材などして、名古屋名物「みそかつ」をいただいて戻ってまいりました。

週末は、福岡に飛びます。私事での帰福ではありますが、福岡のみなさま、よろしくお願いいたしますね。



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松沢直樹
年齢:
56
性別:
男性
誕生日:
1968/03/03
職業:
著述業
趣味:
冬眠
自己紹介:
沈没寸前のコピーライター ライターです。ヤフーではなぜか「小説家」のカテゴリにHPが登録されてますが、ぢっと手を見る日々が続いております。
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