作家 松沢直樹のブログ
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 食の記事を書く機会が増えた。
(といっても、ウェブとかがほとんどで、大手雑誌の仕事依頼は、ほとんど来ないけど。編集者様、お仕事依頼のご連絡お待ちしております。ぜひ) 当然、色々調べものをしたり、取材したりするわけですけど、改めて郷土(僕は福岡の出です)の食の存在を意識するようになった。特に海産物はそうですねえ。 郷土特有の産物もあれば、全国的に存在するのに、なぜか九州でしか食べられていないものとかがあって面白い。 「こまめる」という言葉が、博多弁だと最近知って驚いた時のように、「これは全国的な食べ物じゃないんだ~」と驚いた食べ物も多数。 こんなとこでしょうか びな(磯に住む2~3センチの巻貝。少しいびつな三角錐状をしていて、茹でて食べるとさざえに似た風味があっておいしい) めいた(黒鯛・関東ではチンチンというらしい)
ぼら(刺身だけでなく、そろばんの玉のような形をした胃がまた珍味。焼いて食べると、砂肝のような味わいがある。ちなみに、卵巣を干したものは、日本三大珍味のからすみ)
ツガニ(藻屑ガニ、なぜか関東では食べるって話を聞かないですねえ。上海蟹よりはるかにおいしいのに。味噌を熱燗の日本酒で溶いていただくと最高) わけ(いそぎんちゃくのことです。「わけ」とよんでました。「わけのしんのす」が由来だとか・意味は調べてください。ここでは書けないっす)
せい(亀の手という海亀のひれのような形をした海産物。いそぎんちゃくとかの類なのかな。見た目とは想像できないこくのある旨みがある) ずいぶん前、友人に「亀の手」を食べさせたら「見た目からは想像できない味だ」と、驚いておりました。 そりゃそうでしょう。旨み成分の「コハク酸」がたっぷり含まれていて、味噌汁の出汁をとるくらいですから。貝類が食べられるのなら、まずく感じるわけがない。 そういえば、古典医学研究で有名な尊敬する槇佐知子先生のご著書「古代医学のこころ(NHK出版)」によると、和妙抄に「セ」と呼んで、古くから食べていたという記載がある。成文分析表とかの資料は見たことがないけど、栄養はあるだろうな。 イタリアでは「象の足」と呼んで、マヨネーズやアイオリをつけてたべるのだとか。それも一興ですが、酒の肴には塩茹でが一番ですな。 それにしても、日本人って、海や川から採れるものは割りと安心して食べる民族なのに、水産物に限っても、ずいぶん食文化の偏在があるものです。 医者の友人が言うには、人間の生活習慣で最もスタイルを変えにくいのが「食」なのだとか。 てことは、ぼくたちの知らないご先祖様の食習慣をずっとずっと受け継いでいる可能性があるってことかな。 こういったことを調べていくと、教科書には載っていない大昔の日本の歴史とかが見えてきて面白いかもしれませんね PR |
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プロフィール
HN:
松沢直樹
年齢:
56
HP:
性別:
男性
誕生日:
1968/03/03
職業:
著述業
趣味:
冬眠
自己紹介:
沈没寸前のコピーライター ライターです。ヤフーではなぜか「小説家」のカテゴリにHPが登録されてますが、ぢっと手を見る日々が続いております。
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