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作家 松沢直樹のブログ
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☆★ユアーズ☆★

さてさて、複数のアーティストさんと
コラボ企画として進めていました
連載小説COLORですが、
第二章が無事公開と相成りました。

第二章トップページ

まだ読んだことないという方は
第一章からぜひぜひ

第一章トップページ

いずれも音が出ますので、
ご注意くださいね
(職場なんかで読んでると顰蹙ものですぞ)

去る8月21日は、ヤフージャパンの
オンライン作品のカテゴリに登録されるわ
300万ヒットを記録するわで
なんだかすごい状態になってる
プレッシャーもあってか
第二章の製作も大変でした。

フラッシュや音楽コンテンツとの
シンクロを考えないといけないし
横書きの日本語になるので、どうしても
読みづらくなってしまうから
相当原稿を削ることになりました。

書き手としては、このあたりにジレンマを
感じますが、今後の課題ですね。

せっかくですから、ハイライトシーンをちらっと

僕の二度目のサヨナラの言葉だった。
気まずくて、残ったコーヒーをすすった。
顔を上げると、しばらく沈黙が続き、
麻美と僕の視線が重なった。

「賢一も京介も変わったよね」

「何が?」

「お金のためなら、周りの人を叩き落しても
成り上がる事を、正義だと思うようになったでしょう」

「正義だなんて、思ってない。
ただ金が必要なだけなんだ」

「それが嫌いなのよ。お金のためなら、
何でもやるってことじゃない」

「僕の会社は、1000人近い人間がいる。
そのほとんどが、ニートだったり、
僕たちみたいなギャングだった、社会不適応な子だ。

実際、ほとんどの子が、入社した後、
一度も会社に出てきていない。
ネット経由で仕事をしていて、
ふだんはどんな生活を送っているかもわからない。

ただ、彼らは僕の会社の社員には違いないんだ。
引きこもりに近い状態でも仕事を続けることで、
金をもらって、生活を支えている。

中には、両親が職を失って、
引きこもりを続けられない絶対絶命な状態な中で、
両親を養いながら、今の生活を維持している子もいる。

みんな何かをつかもうと必死になってるんだ。
彼らを支えるために、僕は金を稼がないといけないんだ」

「自分を正当化することまで覚えたのね」

麻美は、切りつけるような視線をぶつけてきた。

「僕も迷ってるよ。本当にこれでいいのか分からない。
ただ一つだけはっきり言えることがある。
たぶん彼らは意識してないだろうけど、
ネット経由で仕事をすることで、何かをつかみはじめている。
社会に貢献しているという意識が、
彼らに誇りを持たせていると思うんだ。

実際、僕の会社は、何もしなくても基本給だけは出すから、
引きこもりたいだけなら、給料泥棒を決め込めるわけだしね。
生憎、そういう子は一人もいない。

ほとんどの子は、企画を持ち込んできたり、
プログラムを納品してる。
僕は、彼らの努力を無駄にするわけにはいかない。
だから、金を稼ぐんだ」

「ただの言い訳よ、そんなの。
引きこもりの子のスキルを買い叩いてるだけじゃない」
麻美は、鋭い視線を僕にまた投げた。

続きは、サイトでお楽しみくださいませ。ではでは

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プロフィール
HN:
松沢直樹
年齢:
56
性別:
男性
誕生日:
1968/03/03
職業:
著述業
趣味:
冬眠
自己紹介:
沈没寸前のコピーライター ライターです。ヤフーではなぜか「小説家」のカテゴリにHPが登録されてますが、ぢっと手を見る日々が続いております。
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