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作家 松沢直樹のブログ
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☆★ユアーズ☆★

こんばんは

ミュールとサンダルの違いが分からなくて
女性誌の連載を取り逃がしたライター松沢です。

ええ、ええ、ファッションには縁がない男なんでさ。
いいんだよお、どうせ連載もらっても、
5週ぐらいで打ち切りになるのが目に見えてるし、
チキショー(小梅太夫風に)


どうでもいいけど、ミュール=サンダルじゃね?

ミュール(mule)って、仏語でいうサンダルのことじゃね?

要は「つっかけ」で、あっちでは、
おなご用のファッショナブルなやつも、
野郎用のごついのまで、
み~んなまとめてミュールって
呼んでると思うが?

そういえば、芥川賞作家・玄侑 宗久氏の作品
「祝福」の中でも、ヒロインとの出会いのシーンで
ミュールを描写したシーンが出てくるね

どこにでもあるような、春の一日に
一生を通じて触れ合っていく
運命の女性と出会うシーンがさりげなく、かつ
生き生きとした形で描写されている

1pごとに交互に編集してある、この物語の
キーワードである蓮の花の写真も素晴らしかったな

  

さてさて、てなわけで、ファッション辞典なるものを
調べてみました。
ふむふむ、で?

「サンダルとミュールは違い、
バックベルトやネックベルトのあるものがサンダル。
ベルトのないものがミュール」

そうかあ? 日本にありがちな
外来語の変化なんでしょうな。
もともとミュールって、靴の上にはいた、
泥除けの下駄みたいなものだったみたいだしね。

ふむふむ。仕事はボツになったけど、
こうしてみると、食とかファッション(ひいては藝術)って、
日本とフランスはずいぶん接点があるんですなあ。

ゴッホが浮世絵のコレクターだったことは
よく知られてるし、
16世紀のフランス製の楽器とかを見てみると、
蒔絵で装飾されたものとかがあったりする。

フランスのコース料理なんてのも、
もともと茶道の懐石料理の影響を
受けているといわれているし

19世紀には、日本料理の影響を受けて、
レモンも塩もかけない魚の切り身(刺し身だね)を
出してる店があった。

ヌーベルキュイジーヌ
(70年代から起きた、
栄養過多などによる生活習慣病を
防ぐための、
生クリームやバターを控えた新しいフランス料理)も、
日本の懐石料理が
強く意識されているといわれています。

これがまた、日本に逆輸入されて、
日本人のフランス料理のイメージとして
浸透しているといわれてますね。

とはいえ、いくらおしゃれや食にこだわる国でも、
そんなかしこまったものばかり食べてるわけじゃない。

日本人だって、毎日懐石料理や
鮨ばっか食べてるわけじゃないように、
家庭料理というものも存在します。

意外なことに、「ネギ」とか、
およそフランス料理の食材では
想像できないものを使った料理も多かったりして
驚きますが、
代表的なものは、煮込み料理と卵料理でしょう。

最近では、ラタトゥュ(野菜の煮込み)
ポトフ(pot au feu ・火にかけた鍋・まんまですがな)
などといった煮込み料理が
よく知られるようになりましたが、
ふだんはみんな、あんな感じの素朴なものを食べてます。

あとはチキンや卵料理だけど、
ポピュラーなものといえば オムレツ。

今でこそ、世界中でふつうに作られてますが、
もともとオムレツってフランス料理なんですな。

なんでも、おなかをすかした王様が
(ルイさんあたりでしょうか)
民家に立ち寄って、なんでもいいから
食べさせてくれと注文したら、
あっという間にオムレツが出てきたらしい

王様もあまりの速さに驚いて
「ケル オム レット!(めっちゃはやっ!)」
といったことから、この名前がついたとか。

実際、外がしっかり焼けてて、
中がとろとろのオムレツを焼くのは、

大体40秒前後で焼き上げるのがふつうですので、
王様が驚いたのも不思議はないのかもね。

上手にオムレツを焼くのって、かなり難しくて、
コンスタントに同じ形のものを焼くには、
熟練した技術がいります。

加えて、熟練した料理人は、
専用のフライパンを用意します。

新品の鉄製のフライパンをおろして、
一度たわしでよくあらい、
強火でかんかんに焼いた後、
油を塗ってさましては強火で焼く。

これを最低2週間はやらないと、
きめの細かいオムレツは焼けないと言われてます。

当然、使い込んで油がしっかりしみたフライパンほど、
使い勝手がよくて、
ほんとにびっくりするようなものが焼けます。

出入りしてる料理スタジオにあるフライパンを、
現在調教(?)してるのですが、楽しみですな。

暇があると、オムレツを焼いてますが、
プレーンだけじゃなくて、最近お気に入りなのが、
鮭をほぐしてまぜこんだオムレツ

卵をあわ立て器でよくほぐして、
シノワ(じょうご型をした裏ごし器みたいなものです)で
裏ごしして、生クリームと、ほぐした鮭を混ぜ込んで焼くと、
混ぜ込まれた鮭が、ほんのりピンク色に見えて、とてもきれい。

材料費かからないし、もうちょっといじると
おもてなし料理になりそうなので、
レシピを改良ちうの日々です。

話かわるけど、年齢問わず女性の方って、
オムレツとかオムライス好きな人多いよねえ。

この前も、取引先のおぜうさん(4歳)と
おデート(日本語で子守という)した時に、
オムレツの話をしたら、
「作って作って」とえらくだだこねられました。

知り合いの女の人の中でも、
オムレツとかオムライス嫌いって人は
あんまり聞かないけど、
何か秘密があるのかしらん?

いずれにせよ、女心とファッション雑誌は、
あっしにとって永遠の謎でござります。

あ、また、ファッション雑誌の
連載流れたの思い出しちゃった……

チクショー

と、最後に小梅太夫みたく叫んでみる
さ、お仕事お仕事

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プロフィール
HN:
松沢直樹
年齢:
56
性別:
男性
誕生日:
1968/03/03
職業:
著述業
趣味:
冬眠
自己紹介:
沈没寸前のコピーライター ライターです。ヤフーではなぜか「小説家」のカテゴリにHPが登録されてますが、ぢっと手を見る日々が続いております。
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