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作家 松沢直樹のブログ
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[PR]10日間無利息
☆★ユアーズ☆★

三島由紀夫の小説ではありません。

依頼されて、先日から準備を進めていた設宴が無事終了。
脱力しきっちょります。
無事、大役を果たして、
クライアントにご満足いただく皿を出すことができました。

さすがに相手側も公邸での料理人の経験を持つだけあって
すごい皿をぶつけてきましたが、
あの手、この手を使った献立で逃げ切った感じですな。

思いっきり「ジャポネスク」といった伝統的な日本食を出そうか、
ずいぶん迷ったのですが、
クライアントは、やはり脂肪分の多い洋食で育った
欧米の方なので、変化球をつけた献立にしてよかった。

禁じ手ともいえるような、食材を使って献立を組み立てたのが、
功を奏したようです。

勝因は、やはり、先日から用意していた自作の調味料。
特に2週間かけて仕込んだ煎り酒が破壊力抜群でした。

献立を考えている最中にたまたま見つけたのだけど、
これがブルーチーズのような、癖の強い乳製品にも結構あう。

正直言うと、私自身、あまり乳製品は好きではないのだけれど、
(小学校の時、給食の牛乳を飲んで腹を壊して以来、
トラウマになってる。ええ、ええ、いいもの食べて育ってませんので・苦笑)
これは使えそうだ。

設宴に招くクライアントが、日本食に造詣が深いとはいえ、
やはり脂肪分の多い食事になれた欧米人ということを考えると、
この組み合わせを使わない手はないだろう。

結局、先付け(まあ、前菜みたいなものですね)に、使いました。
献立は、改良して、また商売で使うので、公開できませぬ。(すまんこってす)

たまたま楽天で探してみたら、一店だけ煎り酒を販売してるお店がありました。

楽天市場で販売中の煎り酒

↑携帯からアクセスしている人、フルブラウザ対応のやつじゃないと見れないと思うけど
ごめんね~ 

ところで、和食と乳製品というと、
なんだかずいぶん縁遠いような気もしますが、
奈良時代以前の昔は、普通に食されていたのだとか。

欽明天皇の時代には、献上されたバターの風味を楽しむという
習慣があったそうだ。
(古代ギリシャでは、バターは食品ではなく、
高貴な女性が化粧用に使っていた時代がある。)

おそらく渡来文化なのだろうけど、
牛から取った牛乳のことを「蘇」と呼んでいたらしい。
(そういえば、今でも阿蘇なんて地名がありますな)

その蘇を煮詰めたものを「酪」、さらにそれらを発酵させた食べ物を
「醍醐」と呼んでいたらしい。(醍醐味というコトバはここから来てるらしい)

そういえば、蘇我氏とか、醍醐天皇なんて人物が
日本史に出てきますわなあ。

当時から、栄養価の高いものとして、
評価されていたのだろうけど、
こういうコトバから、日本の古代史を
うかがい知ることができる部分がありますな。

ちなみに、日本人が乳製品を食さなくなったのは、
奈良時代の天武天皇が仏教に信仰が厚く、
畜肉類などを食するのを禁じたからだとか。

日本の歴史も、謎の部分が多いのですね、うーむ

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プロフィール
HN:
松沢直樹
年齢:
56
性別:
男性
誕生日:
1968/03/03
職業:
著述業
趣味:
冬眠
自己紹介:
沈没寸前のコピーライター ライターです。ヤフーではなぜか「小説家」のカテゴリにHPが登録されてますが、ぢっと手を見る日々が続いております。
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