お世話になった教会でのご奉仕。
ケーキ焼いて、チキン揚げて、大忙し
材料は、ご寄付なので、コストを気にすることもなし。
美味しいものは好きだし、料理は考えすぎな毎日をリフレッシュできるんで、いい刺激になります。取材とかであちこちでかけたり寝不足が続いているので、まあ、きついはきついけど、楽しかったですね。
フレンチ、イタリアンのプロと並んでよく働きました。
洋菓子は専門ではないので、絞りがぐちゃぐちゃ(洋菓子職人は、まっすぐ均一に生クリームを搾り出すことができないといけない)
久々にやったら手が震えるし、プロの前では恥ずかしい限りでしたが、スポンジもちゃんとふわふわになったし、ホームメイドな感じが出ていい感じに仕上がりました。
(強いて言えば、苺に艶出しのゼラチン塗るの忘れたくらいでしょうか)
イタリア人シェフ曰く「オカンの味がするねえ」ってあーた、どんな味やねん。
料理屋のテンピを借りて、フル稼働。都合8個ケーキ焼きましたが、全部無くなりました。
せめて全体写真撮ろうと思ってたら、あらら、もう既に最後の一個の半分がなくなってた。子供さんが多かったからなあ。
とうとうオイラ、一切れも食べられなんだ。とはいえ、小さな子が、お友達をつれてきて、「あげる」っていって、半分こしてる姿を見られたのは、よかったかな。なんかほのぼの。
チキンも、手が回らなかったので、他の方にレシピを伝えて、中国酢に水あめを溶いたものとしょうがに漬け込んだチキンを前日から用意してもらいました。フライヤーを借りて、一気に揚げましたがよい感じでしたね。(これも食べられず……うくく)
和食チームと一緒に、寿司も準備しましたが、今年はノロウイルスなんかの問題があるので、ちらし系や茶巾寿司を主体に。
握りは、外国でも人気で見たことがある方も多かったようですが、さすがにちらしや押し寿司、茶巾寿司なんかは見たことがなかったらしく、かえって好評でした。
仏国のTVの仕事をしているフランス人女性が、珍しそうに写真を撮ってたのが印象的でした。(「萌え~」とか言ってたけど、なんか日本の文化が間違って紹介されてないか心配っす)
その後は、絵本の読み聞かせ。神父様のお許しをもらって、拙著「王様と金貨」と、「小さなつばめとりんごの木」を朗読。
事前に原稿を渡しておいたのだけれど、英仏伊韓中の各国語に翻訳されているのにはびっくり。
自分の言葉に共感してくださって、色々な人が動いてくださるのは、ありがたい限りで、なんか涙でました。
お子さんだけじゃなくて、大人の方や外国のゲストの方も真摯に聞いてくださって、なんだか不思議な空間になりましたね。
ほんの数十人がわずかな時間を共有できただけだけど、生まれた国や、それぞれの信条やおかれている社会的な立場も違うのに、一つになれる瞬間というのは、不思議なものです。
最近、世の中きなくさいにおいが漂ってるけど、少しでもこういった穏やかで、みながお互いの立場を尊重できて共有できる時間が増えるといいなあ……などと柄にもないことを考えたりしました。
ふだんおちゃらけてますが、たまにはそんな真摯な気持ちになってもいいでしょう。うむ。
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